今月は、年に1度の保護者参加の「引き取り避難訓練」でした。
午後おやつを食べ終え、自由遊びの最中に始まりました。
震度7の大きな地震が発生!火災報知器がなると、一斉に保育室中央に集まりました。
緊迫した空気を感じ取り、泣いてしまう子、遊んでいたおもちゃをすぐに手放し、保育士の傍に駆け寄ってくる子、周りを見渡す子など、みんなドキドキしながらも、保育士の顔を見渡します。
先生「ダンゴムシのポーズに変身だよ!」「先生たちが傍に居るから、大丈夫!」安心出来るよう、やさしい声で言葉掛けします。
揺れが収まり、一安心!今から防災頭巾、避難靴・避難靴下を履き、第一次避難場所の橘公園に向かいます。
エントランスでも人数確認、怪我の有無、身支度チェック他、職員全員で点呼・確認をし、避難経路の安全が確認されると、いよいよ避難開始です。
ひよこ組は、保育士の背におんぶされ、安心していました。
りす組は、みんなバギーに乗車し、安全に出発。
こあら組は、友だちと一緒に居る事でほっとした様子。みんなおしゃべりをせず、真剣に避難しました。
保育園に戻ると、大きな地震で窓ガラスが割れてしまった想定を伝え、危ないので、シートの上で待機し、お迎えが来るまで先生と本を読んで待っていようねと話しました。
ここからは、引き取り訓練です。保護者の方に一斉メール連絡をし、お迎えを待ちます。
お迎えが来ると安心したようで笑顔になり、こあら組の子は「ガラスがバリバリなんだよ!」など、今までの経緯を話していました。
今後も毎月、様々な災害を想定した避難訓練を行い、自分の命の大切さや避難方法を身に付けることで、不安が少しでも和らぐように、子ども達の安全と気持ちに寄り添って行っていきたいと考えています。